DMMの光造形3Dプリントを頼んでみた話

うす.

 光造形樹脂とは

最近DMM.3Dに光造形樹脂なる素材が追加されたのをご存じでしょうか.

 

光造形とは,紫外線を照射することで硬化する液体樹脂を用いた3Dプリント方式です.

DMMで使える光造形樹脂はポリプロピレンライクな素材と説明されています. 身近な物だとペットボトルのキャップとかが分かりやすいかと.

 

特徴は積層ピッチを細かくとる事ができる点であり,丁度マイクロマウスのような細々とした部品を作るのに適しています.

 

今回は新作のギアホイールを光造形樹脂で発注してみたのでレビューを書こうと思います.

 

実際に発注してみた

 

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これが発注したホイールのデータ.約80x40x10mm.

 

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で届いたのがコレ.

 

なんか斜めになっているのは光造形時の都合でそうなっているためでこちらで指定したわけではない.

 

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タイヤをはめてみた図. 指は汚いがぴったりはまっている.

 

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裏側.ギアも綺麗に造形されている. ただギアの面が裏側だったせいか少し反っているので実用上問題ないか不安.

 

で,使えんのコレ

結論から言うと使えなくはなさそうです.

 

・やわらかい素材なので極端に薄く長い部分は曲がりやすくなる

・その代わり衝撃や摩耗に強そう

・場所によっては反る(下部分?)場合がある

 

やわらかいところを考慮して設計すれば十分ハーフでも使えると思います.ただ反りが怖いので造形方向指定なども検討すべきかもしれません.

 

それでは.